こんにちは! 大村市の初心者向け不動産学校、校長代理のハッピーです🐶

街はすっかりクリスマスムードですね🎄 皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、皆さんが不動産会社を選ぶときに、
ついつい気にしてしまう「あの数字」についてお話しします。

テーマは「老舗は本当に安心なのか?🤔」です。

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◆ 免許番号の「()」の秘密

不動産会社の看板やホームページの会社概要を見ると、こんな番号が書かれていますよね。

「長崎県知事(3)第〇〇号」

このカッコの中の数字、実は5年に1度の免許更新のたびに「1」ずつ増えていくんです。

  • (1)なら、開業して5年未満🔰
  • (2)なら、5年以上
  • (10)なら、50年近く営業している老舗👴

これを見ると、「番号が大きい=長く続いている=信頼できる会社✨」と思われがちです。

もちろん、長く事業を継続することは大変なことであり、素晴らしい実績です。

しかし、銀行員や私たちプロの視点は、少し違います。

「どれだけ長くやっているか」よりも、 「その期間でどれだけ中身(利益)を積み上げてきたか」

この「密度」や「スピード」を重要視するのです👀

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◆ 会社の通信簿「利益剰余金」

ここで登場するのが、決算書にある「利益剰余金(りえきじょうよきん)」という数字です💰

これは、その会社が創業してから今まで、家賃や給料、そして税金を払った後に、
コツコツと貯めてきた「会社の純粋な貯金」の合計額です。

帝国データバンクなどの企業情報を見ると、この数字が載っていることがあります。

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◆ クイズ!銀行が評価するのはどっち?

ここで皆さんにクイズです💡

銀行がお金を貸したい、つまり「優秀だ」と評価するのは、次のどちらの会社だと思いますか?

🏢 A社 創業50年(老舗)で、利益剰余金が3,000万円

🏢 B社 創業10年(若手)で、利益剰余金が3,000万円

・ ・ ・

答えは…… 多くの場合、「B社」が高く評価されます🙆‍♂️

「えっ、貯金の額は同じなのに?💦」と思いますよね。

ここで大切なのが「時間効率」です⏰

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◆ なぜ「B社」が強いのか

計算してみると一目瞭然です。

■ A社(50年で3,000万円) 1年あたり「60万円」しか貯金できていません🐢
もしかすると、赤字ギリギリで何とか食いつないできた50年だったのかもしれません。

■ B社(10年で3,000万円) 1年あたり「300万円」もの利益を確実に積み上げています🐇
「稼ぐ力」がA社の5倍あるということです。

もし何かトラブルがあっても、このペースで回復できる体力(稼ぐスピード)があると判断されます。

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◆ まとめ:中身を見る目が大切

このように、単に「老舗だから安心(番号が大きいから安心)」というイメージだけで選ぶのは、
少し危険かもしれません⚠️

逆に、できたばかりの新しい会社でも、しっかり利益を出して内部留保(会社の体力)を
蓄えている会社は、とても信頼度が高いと言えます。

私たち出張ふどうさんも、ただ長く続けるだけでなく、しっかりとした経営基盤を作って、
お客様に「任せてよかった」と言っていただけるような、中身の詰まった経営を目指しています🔥

会社の「中身」を見る目を持つと、不動産会社選びがもっと面白くなりますよ!

それでは、今日の授業はここまで。 また次回、お会いしましょう!👋

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🐕 ハッピーの世の中ウォッチング

年末の大掃除、進んでいますか?🧹

断捨離をしていると、「昔高かったから捨てられないもの」が出てきますよね😅

これ、経済学や投資の世界では「サンクコスト(埋没費用)」なんて言ったりします。

「過去にいくらかけたか」よりも 「今、これからどれくらい価値を生むか」

そう考えて判断するのが、お部屋も会社の経営もスッキリさせるコツかもしれませんね!✨

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出典元情報 本記事は、一般的な財務分析指標(利益剰余金の蓄積速度による経営効率評価)および宅地建物取引業法に基づく免許番号の仕組みを参考に作成しています。